秘湯マニアさんの旅行記
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旅行記タイトル:阿蘇の自然美と九州の名湯を巡る旅
旅行期間:2006/06/11〜2006/06/13

旅行記の内容:6月11日(日)曇り
九州への飛行機は8時25分羽田発熊本行きANA641便。
家から空港中央までほぼ1時間。
日曜日の朝の東名も首都高も順調だった。
全日空カウンターでチェックイン手続きをしたあと、ようやく朝食の時間。
第二ビルの出発ロビーの1階上に早朝から開いているレストランが何軒かある。
今日は和食にする。
僕は鯵の開き定食で文子は鮭の定食。
まだ6時半の開店直後ということもあって店内には3組しかいなかった。
空港内の売店を少し見て回ったあと、早めに搭乗口へ行く。
熊本への飛行機はバスで行く。
でも何となく空いている。
飛行機に乗り込んでみたら案の定、空席が目立った。
ボーイング737-200は両側が2人掛けで真ん中が3人掛け。
その真ん中の列は数えるほどしか乗っていなかった。
飛行機は定刻どおり滑走路に向うが、その途中で離陸滑走路が変更になったとかで、出発が遅れた。
滋賀県の大津上空から瀬戸内海を飛んで熊本空港到着は定刻を15分ほど遅れた10時40分。
降り立った熊本の空は曇り空だった。
空港内のトヨタレンタカー窓口に行くと営業所から迎えの車が来る。
この飛行機で予約しているのは僕たちだけらしい。
営業所は空港の直ぐ近く。
場所さえ知っていれば歩けるくらいだ。
予約しておいた車はist。
この車は小型の割りに車高も高そうだったしスタイルも悪くないので一度乗ってみたかったのだ。
まだ2000キロも走っていない新車で禁煙車だった。
メーター類が運転席と助手席との中間にあるのが気になったが、それ以外は違和感はない。
それにカーナビがプラドと同じタイプのもので操作方法が同じだったので直ぐに出発できた。
熊本では市内観光はせずに、すぐに阿蘇観光に向う。
時間が11時を回っているのでお昼を食べてから、と思いカーナビに農家レストラン田子山というのをセットする。
しかし、行けども行けどもそれらしき所へ出ない。
それどころかレストランへ行くのに阿蘇の山へ登って行く。
ついには大観峰への標識まで出てきてしまう。
地図を見ないでカーナビ任せというのもアテにならない、というのを実感した。
結局時間が勿体ないので、レストランへ行くのは止めて大観峰へ行くことにする。
ここへ来るまでの間に美味しそうなレストランもあったのに、勿体ないことをした。
この標識から大観峰へは約20?になっている。
登山道路のような道を登って行くと両側が一面の緑に覆われた気持ちの良い草原に出る。
右側は麓に向って開け、左側は山の斜面になっているが、どちらも緑一色でとても綺麗だ。
交通量も日曜とは思えないほど空いていて快適に山岳ロードを走ることができる。
大観峰に着いたのは12時半になっていた。
ここには大きな駐車場があったが、この駐車場は一杯。
道端にも沢山車が停めてあったが、その中に1台分空いていたのでそこに停める。
ここには大型バイクの一団がいて壮観だったがオジサンばかりだった。
駐車場から展望台への途中に売店があってソーセージなどの軽食を売っていたので、とりあえず空腹を紛らわす。
売店から展望台までは少し登る。
登り切ったところに大観峰の標識があり、コンクリート造りの展望台もある。
ここからは根子岳や高岳などの阿蘇五岳が見渡せるそうだが、今日は高曇りのような天気で遠くは見えない。
それでも内牧温泉方面の下界の景色が見えていた。
この大観峰は展望台の向こう側が結構急角度の傾斜になっているので、そこで大型の模型飛行機を飛ばしている人が多かった。
そういう人が集まるので駐車場も一杯だったのだろう。
再び車に戻りワインディングロードを下る。
今度はカーナビを草千里にセットしてある。
途中に米塚を見下ろす草原や、牛がたくさん遊んでいる牧場などを通るたびに写真停車。
赤水という駅を通り今度は無事に草千里に到着する。
草千里を見下ろす地点の駐車場は結構一杯だったが、草千里の草原を歩くのに近いところの駐車場は空いていた。
道路を横切って草千里の草原を歩きに行く。
ここには観光用の馬も繋がれている。
草原は見渡す限り広がりとても美しい。
6月のこの時期だと新緑が一層濃くなる時期なので緑一色の中にも濃淡ができている。
烏帽子岳に繋がる奥の方と左手の方は緑の起伏が続いているが、右手の方には何という名前か知らないが小さな池があり、草原の中のアクセントになっている。
写真を撮るには絶好のポイントだった。
草千里を後にして今日の宿泊地である黒川温泉に向う。
道は再び赤水方面を通って久住高原へ向って行く。
こうしてみると本当は、熊本空港からは大観峰よりも草千里の方が近かったのだ。
最初にヘンな方向をカーナビが示すものだから、とんでもない大回りをしたことになる。
内牧温泉を過ぎてやまなみハイウエイに入る。
くねくねと折れ曲がった道だがきちんと舗装がされていて通る車も少ないのでとても走り易い。
車が空いてさえいれば僕に合った道だ。
城山展望所という標識があるところまで登ると阿蘇町の景色が下界に見える。
でも天気は相変わらず高曇りで遠くはボーッと霞んでいる。
やまなみハイウエイの途中にも緑に覆われた美しい草原や、通行止めの柵がある小さな脇道などが各所にある。
そういう場所のいくつかを写真に撮ったりしながら三愛というところに登り着く。
ここは日田往還との十字路になっており十字路脇にはレストハウスやキャンプ場があって大きく開けている。
ここを左に日田往還に入って行くと黒川温泉は近い。
今日の宿「お宿 野の花」は黒川温泉の中心部からちょっと離れた場所、というのはインターネットで調べてあったが、まだ黒川にも入らないうちに右手に入る道路脇の標識に「お宿野の花」と書いてあるのを文子が見付ける。
ユーターンしてその道に入ってみるといろんな宿の案内板があって、その中に野の花があった。
そこから入る道は林道か農道のように狭い。
それでもところどころにすれ違えるような幅の広いところがある。
暫くすると分岐があって右手に帆山亭と書いてある。
左手に進むと道の左下の方にまた別の宿が見えてくる。
その宿からちょっと下ったところに「お宿 野の花」の看板があった。
道路から更に下ったところに駐車場がある。
駐車場は結構広い。
でも砂利敷きなのでバックを引っ張る訳にはいかない。
この駐車場から玄関に向ってアプローチが伸びているが、そのアプローチも雰囲気がある。
アプローチを下って左手が玄関。
ここでチェックイン手続きをして部屋に向うが、広さはないものの遠刈田温泉の「だいこんの花」にそっくりだ。
ロビーから渡り廊下を通って部屋に入るところも、部屋が離れで露天風呂付きなのも皆そっくりだった。
今日の僕たちの部屋は石竹。
玄関を入るとすぐにたたきがあり、それを右に曲がるとトイレがある。
左にはひろびろとしたフローリングの部屋。
フローリングの真ん中には掘り炬燵があり、梅雨寒が終了するまで掘り炬燵を設置しておく、旨の記載がある。
フローリングの部屋のほかに、奥の襖を開けると10畳くらいの和室がある。
和室の奥には明るい洗面所。
さらにその奥に個室にしては大きな露天風呂。
それだけでも十分なのに、この部屋には2階があって、そこにはベッドが2台置かれている。
旅先ではもったいないくらいの広い部屋と豪華な設備。
このままここに住んでしまいたいくらいだ。
この宿のお風呂も気になるが、折角黒川温泉まで来たのだから他の旅館のお風呂にも入ってみたい。
浴衣に着替えて、野の花のタオルを持って行くことにする。
フロントで聞くとどの旅館でも立ち寄り湯が大丈夫だという。
でも3軒入るのなら黒川温泉名物の入湯手形の方が得になる。
結局、記念にもなるので手形を買うことにした。
この旅館は黒川温泉の中心部から離れているのでどこへ行くにも遠いのだが、フロントの小柄な女性が宿の車で送迎してくれる、と言う。
夕食の支度で忙しいと思われる時間なのに、すぐに男の人が出てきて送ってくれた。
それに、部屋からフロントまでは下駄だったのに、外へ行くことになったら、すぐに雪駄を出してくれる。
こういうところもとても気が利いている。
入湯手形で最初に行ったのは、この宿よりももっと中心部から離れた帆山亭。
ここは黒川温泉の一番外れなので立ち寄り入浴の人も少ないらしく、野の花の浴衣を着ているのに、どこにお泊りですかと聞かれてしまった。
フロントに手形を見せると、手形に貼ってあるシールを1枚剥がして宿のスタンプを押してくれる。
立ち寄り入浴できるお風呂は渓流沿いの大きな露天風呂。
午後4時くらいの明るい時間に大きな露天風呂を独り占めして入るのは、とても気持ちが良かった。
でも、そうのんびりとはしていられない。
野の花の夕食を
6時半からにしてあるので、それまでに戻らなければならない。
3軒に入ると1軒あたり、せいぜい15分くらいが限度だ。
露天風呂の写真を撮って上がってくると、丁度文子も出てきたばかりだった。
帆山亭から狭い車道を少し下ると、もう1軒別の旅館があるのを見付けておいたので、そこまで歩くことにする。
帆山亭から道は下り坂になっているので歩くのも楽だ。
湯上りの身体に風が気持ち良かった。
この道の左下に黒い屋根が見えてくると、そこが里の湯「和らく」という宿。
この宿の入り口は茅葺屋根の大きな門構えがあって、そこにトウモロコシが沢山干してある。
この門の前で文子の写真を撮っていたら、宿の人が通りかかって、二人一緒の写真を撮ってくれた。
この旅館の母屋は新潟から移築したという田舎屋ふうの凝った旅館だった。
この旅館も中心部から遠いので人が少ない。
でも、男湯は洞窟風呂で開放感もなく落着かないので、早々に上がってしまった。
それでも誰もいなかったので、記念に写真は撮っておいた。
この宿のフロントに頼んで野の花に電話すると、また野の花の車が迎えに来てくれる。
時間はもう5時半を回っているが、手形で入れる最後の旅館に「山みず木」を選んだ。
ここは、野の花から黒川温泉中心部に向って一番近い宿だ。
でも、このお風呂は立ち寄り湯の中でも人気がある宿なので対応に慣れている。
野の花の車で行ったので、ここの従業員さんがすぐに案内してくれた。
この宿の入り口には山みず木ののれんが掛かり、ここも雰囲気のある入り口だった。
お風呂はフロントを通らず、宿の入り口を横切って右手の方に回ると売店があって、そこで手続きをする。
お風呂から出る頃はこの売店が6時で閉まるので、旅館の中を通って帰って下さい、と言われた。
ここのお風呂は渓流に沿った大きな露天風呂。
渓流の反対側には湯船の中に四阿屋も建っている。
この露天風呂は幽谷の湯と言い、混浴の露天風呂となっているが女性専用の木漏れ日の湯もある。
このお風呂には3人の先客がいた。
でも広いので3人くらいでは気にならない。
先客が早々と上がったあと、このお風呂も写真に撮って出てきた。
1時間半くらいの短時間で3軒のお風呂に入ったため、結構のぼせた。
この宿のフロントに野の花に泊まっていることを言うと、すぐに迎えに来てくれた。
帰りの時間になれば、もう6時を回っていて野の花でも早い組は食事に入っているだろうに、そういう忙しい時間に送り迎えをして貰って実にありがたかった。
野の花に戻っても、のんびりしている時間がない。
6時半から食事なので身支度だけ整えて食事どころへ行く。
食事所はフロントから左手へ上がったところ。
ここの食事所は部屋ごとに個室になっていて完全なプライバシーが保たれる。
この日の食事はフルーツミックスの食前酒、抹茶豆腐やクコの実ワイン煮などの先付け、それにほうれん草と榎のお浸し、干し筍の炒め煮、鮎うるいが並び、からし蓮根や川海老唐揚げ、子牛のオレンジ煮、百合根などの前菜までがテーブルに並んでいる。
お風呂上りで喉が渇いていたので最初は生ビールを頼み、それがとても美味しかった。
ビールを飲み、前菜が少なくなった頃、次の料理が運ばれてくる。
次の料理はお刺身だが、魚ではなく熊本霜降り馬刺しだった。
馬刺しを食べたのは久しぶりだったが、臭みもなく美味しかった。
喉が渇いていたのでビールを早々と飲んでしまい、日本酒の利き酒セット、というのがあったのでそれを頼んだが、香露、遥空、霊山、蓬菜、志ら露、という辛口から甘口まで5種類の地酒がグラスのお猪口に入っていた。
ところが、このお猪口が少し大きめだったので、5種類を飲み終わる頃には結構酔っ払ってしまった。
料理の方は馬刺しの次に焼き物として鮎の塩焼きが運ばれて来る。
夕食はいつも直ぐに食べてしまって写真にも残っていない旅行が多いが、今日はできるだけ食べる前に写真を撮るようにした。
それでも時々先に手を付けてしまい、それから写真を撮ったのも何枚かはある。
鮎の塩焼きは、結構大き目の鮎で、片面づつ身を取って食べることができた。
鮎の後は大阿蘇地鶏の洋風龍田揚げ、となっている。
鶏肉もこんなふうに出されると鶏肉と分からないで食べれてしまう。
鶏肉の後に肥後グリーンメロンでお口直し、となっていたが前菜のときから溶岩焼きの器だけがテーブルに乗っている。
火を付けて貰って自分で焼きながら食べた肥後和牛の美味しかったこと。
肉の厚みが結構あるのに、溶けるような美味しさだった。
肉まで終わってからグリーンメロン。
これも切り口が入れてあって甘くて美味しかった。
ここまで来れば、もう食事だけ。
小国野菜の炊き合わせ(里芋、小茄子、人参、キヌサヤ)と酢の物としてアスパラのサーモン巻き、そして肥後だご汁に梅ごはんと高菜漬けの香の物。
梅ごはんは美味しかったが、肥後名物のだご汁は美味しいとは思わなかった。
デザートとして出た小国ジャージーバニラアイスはさすがに美味しかった。
全部綺麗に食べて部屋へ戻る。
でも日本酒の利き酒セットが利いて、僕は部屋に戻るなり、寝てしまった。
それでも野の花のお風呂にはまだ入っていなかったので、部屋付きの露天風呂に入る。
大露天風呂も明日の朝になると男女が入れ替わるので、少しだけ入りに行く。
いつもなら多少の酔いは、お風呂に入れば直るのに、この日はなかなか冷めなかった。
6月12日(月)晴れ
この宿はチェックアウトものんびりできるように遅めに設定されている。
それに合わせて朝食も遅め。
でも朝、明るくなると目が覚めてしまうので部屋付きの露天風呂に入る。
大露天風呂の方は7時から入れるようになるので、そっちにも行ってみる。
大きい露天にも誰もいなくて気持ち良かった。
朝食も昨日と同じ食事どころで8時半から。
朝食には海苔も玉子もなかったが牛乳と納豆があった。
荷物を片付けて出発。
だいこんの花と同じで、何だか1泊だけでは勿体ない宿だ。
でも、この宿の唯一の欠点は帰りの清算にカードが使えない、ということ。
1泊二人で5万円もする金額を現金で持って来なくてはならない。
チェックアウトすると、宿の玄関の前で写真を撮ってくれる。
後で記念写真にして送ってくれるそうだ。
「お宿 野の花」はいこい旅館が経営しているので、いこい旅館のお風呂にも入って行って下さいと言われる。
黒川温泉の中心地にも行っていないので車で向う。
昨日の山みず木へ行った道を更に下ると三叉路に出て、それを右手に曲がると黒川温泉の中心地である。
野の花を出るときに場所は聞いてきたのだが、いくら走ってもそれらしき場所へ出ない。
今回も文子が、この道から更に狭い道に入るところに、いこい旅館の看板を発見する。
ところがこの道はとても狭く、車で入って行って大丈夫なのかどうかも分からない。
それに左折では曲り切れないほどの急カーブだ。
先の方で車をユーターンさせて戻ってくると、丁度軽自動車が入って行くので、それについて行く。
レンタカーがistだから良かったが、ティアナやプラドでは通れないような狭い道だ。
おまけに下りきったところには川が流れているが、その周辺に黒川荘とか新明館とかの有名旅館があるので歩いている人も多い。
川沿いに道は右と左に分かれ、いこい旅館は左になっているが更に道幅が狭まる。
民家の軒先を通るようにして少し走ると、ようやくちょっと広くなったところにいこい旅館を見つける。
いこい旅館の半纏を着た人に駐車場を聞くと、ちょっと登った先にあるというのでそこに入れる。
この狭い道はいこい旅館のところからは少し広くなって上の国道へ繋がっている。
また、いこい旅館のところが一番低く、そこから国道へは結構急な登りだ。
いこい旅館には野の花のタオルだけ持って行く。
さっきの半纏を着た人に野の花に泊まっていたことを言うと、ただでお風呂に案内してくれた。
男性用は1階で滝の湯、女性用は2階で美人湯となっている。
男性用は結構広い露天風呂で、「日本の名湯・秘湯百選」に選ばれた露天風呂だ。
打たせ湯が上から落ちていて滝のようだし、温泉の湯船を結んで渓流のようになった先にも、小ぶりの露天がある。
見晴らしは期待できないが、近くを見ていても飽きないような工夫がされていた。
こんな朝から入湯手形で回る人もいなくて貸切状態のお風呂だった。
文子を待つあいだ、館内を少し見て回ったら貸切の露天風呂も2つあり、結構お風呂は充実しているように感じた。
でも建物は古く、ニセコの鯉川旅館みたいだった。
黒川温泉を出たあとは、昨日通った道を日田往還との十字路になっている三愛というところまで戻る。
ここからは阿蘇とは違う高原だが、僕が以前から秘かに期待していた久住高原というところに入る。
ここを抜ける道を「やまなみハイウエイ」と言うのだが、その名前もなかなか良い。
今日の天気も幸い晴れ。
遠くの景色も昨日よりは見える。
高原を通り抜けるハイウエイは国道ではないが整備されていて通行量も少ない。
好き勝手に飛ばすこともできるし、どこへ止めても大丈夫。
でも林道のように脇道に入って行くところは通行止めになっていた。
しばらく行くと右手にキャンプ場が現れる。
この時期の平日では誰もいなくて管理事務所もオープンしていなかった。
そのすぐ先に緑の草原の中に入れるところがあったので、車を停めて少し歩く。
草原の中にいると富士山か御殿場あたりにいるような感じだ。
僕は山の雰囲気などから仙石原の途中と同じような印象を持った。
文子を写真に撮って出発。
少し先に牧の戸峠というのがあり、そこは展望の名所になっているらしい。
ところが峠に近付くにつれ路上駐車の車が多くなり、峠の駐車場は止めるところもない。
少しのスペースを見つけて写真だけ撮るために停車。
僕が止めたところの近くの車で登山の準備をしているオバサンがいたので少し話を聞くと、ここは九重連山の登山口になっているそうだ。
そういう人の車で朝からいつも一杯になるそうだ。
登山道の反対側には九州自然歩道の標識も立っていた。
ここからは道は下り坂になるが、カーブがずっと続く。
緑ではあっても森と山ばかりで止めるところもないので短時間で走り抜けることができる。
道沿いには牧の戸温泉とか星生温泉とか寒の地獄温泉などという温泉が続く。
寒の地獄温泉というのは非常に冷たい冷泉のことだそうだ。
やがて狭かった視界が大きく広がるところに出ると、そこが長者ガ原。
ここにはレストハウスもあり売店もある。
駐車場の奥には湿原も広がる。
木道があったので湿原を歩いてみたが乾燥化が進んでしまっている。
その湿原の向こう側にはキャンプ場も設置されていた。
ここから少し走ったところにラベンダー園があるのでそこまで行く。
道は真っ直ぐで通行量も少ないので、文子に運転を代わる。
車が代わっても大きさはスターレットと大して違わないので直ぐに慣れたようだ。
ラベンダー園は道路の左側に看板があるのですぐに分かる。
折角行ったのに、残念ながらラベンダーはまだ咲いていなかった。
でも入り口の近くにルピナスが色とりどりに咲いていたので、それを写真に撮って出発。
このラベンダー園から近いところにエル・ランチョ・グランデという名の牧場があり、そこで乗馬ができることになっている。
その場所は見付かったが、時間が丁度12時。
先にお昼を食べることにして、そこから少し走ったところにある町田バーネット牧場に向う。
ここではステーキやバーベキューが食べられるそうだ。
途中で道路の舗装工事をやっていて待たされたり、牛が直ぐ近くにいる牧場があったりして意外と時間が掛かってしまったが12時半にはレストランにいた。
時間は12時半を回っているのに広いレストランには3人しかいなかった。
僕たちが頼んだのは焼肉(カルビ)定食。
テーブルに網焼きがあって普通の焼肉屋のようだが、さすがに肉は美味しかった。
僕たちの食事が終わる頃になって少し混んでくる。
駐車場の向こうにはポピーなんかが満開だったので少し歩いてみた。
予定どおりに行くのなら、さっきのエル・ランチョ・グランデへ戻って乗馬になるのだが、文子は引き馬くらいになっちゃうので予定を変更して九重星生ホテルへ向かう。
ここには展望の良い大きな露天風呂「山恵の湯」があるのだ。
町田バーネット牧場からは来た道を戻るのではなく、長者ガ原のキャンプ場に続いている道があり、それを通ると意外なほど早く長者ガ原まで戻ることができる。
ここから星生温泉はほんのちょっとだ。
山恵の湯は、ホテル本館とは別の建物になっていて蓼科のグリーンホテルのようだ。
お風呂は広い露天が真ん中にあり、その周囲に打たせ湯やジェットバスなどの露天が4つくらい並ぶ。
さすがに、ここの露天には結構人が入っていた。
お風呂を出てから再びやまなみハイウエイを走る。
この道は、長者ガ原の先で森の中を大きく右にカーブしたあと、結構長い距離の直線道路になる。
これは、さっき通った時から気が付いていたのだが、さっきは写真を撮らなかったので今度は車を停めて、いつものように文子に道路の真ん中に立ってもらって写真を撮った。
車を停めたところは、くじゅう自然動物園ややまなみ牧場があるところだったので、ソフトクリームを買ってみた。
昨日の旅館「お宿 野の花」の夕食に出たアイスもジャージー牛となっていたが、ここのソフトも濃くて美味しかった。
ここから由布院までは、もうそんなに時間は掛からない。
やまなみハイウエイは山下湖という湖の脇を通り、水分峠というところで国道210号線に合流する。
この国道の上を大分自動車道が走っている。
標識とカーナビに導かれるまま由布院の街に入って行くと、前回来た時に通ったことのある由布院駅前へ通じる道に出る。
今日の泊まりは「山荘わらび野」という旅館だが、文子が山のホテル夢想園というところの露天が良いらしい、と言うので行ってみることにする。
でも文子が3時からだ、というので3時を10分くらい過ぎた時間に行ってみると、日帰り入浴は3時までで終わり。
文子は宿泊者のチェックイン時間を入浴時間だと思っていたらしい。
仕方が無いのでそのまま「山荘わらびの」へ行く。
ここも由布院の中心部からは少し離れたところで、敷地が5千坪もあるという。
その広い敷地の中に10室しかない贅沢な宿だ。
このホテルのすぐ近くには、これも有名な「二本の葦束」があった。
どちらの旅館も敷地が広く、その間には竹林などがあるため隣接感はまったくない。
「山荘わらびの」は案内看板も小さな板が置いてあるだけなので注意していないと見過ごしてしまいそうだ。
敷地の中に広い駐車場があり、そこから別棟の露天風呂やギャラリーなどに通じている。
母屋はその別棟から少し登ったところにあるが、駐車場から僕たちの重たいバックを若い女性が持ったまま案内してくれるので気が引けてしまう。
フロントでチェックイン手続きをしたあと、母屋を出て離れの部屋に向う。
僕たちの部屋はやまみずき。
どの部屋もみんな木の名前が付けられている。
引き戸を開けると右手に廊下があり、その更に右手がトイレ。
反対側の左側の襖を開けると、そこが10畳の和室。
広縁の向こうには竹林が広がる。
部屋付きの露天風呂は石造りの丸いお風呂だった。
早速、浴衣に着替えて別棟の露天風呂に行く。
この露天風呂には先客が二人いたが僕と入れ替わるように出て行った。
竹筒から打たせ湯が落ちているほかは緑に囲まれた静かなお風呂だった。
お風呂を上がったあと、文子を写真に撮ったりギャラリーを覗きに行ったりする。
ギャラリーにはこの従業員の人が着ている浴衣のようなエプロンのような変わった上着とかガラス工芸品などが置かれていた。
高額なものが多かったが花器で手頃な値段のものがあったので、それを購入。
部屋への帰り道には木道があり、夕刻にはその足元を照らすランプに火が入る。
フロントの近くには宿泊者が誰でも使えるロビーがあるのでそこにも寄る。
暖炉がありロッキングチェアが置かれていた。
こういうところは「だいこんの花」の小鳥サロンみたいだ。
夕食は6時半からだが、この宿は部屋食。
若い女性が1品1品運んで来る。
最初は食前酒に養老豆腐、それに季節の盛り合わせと旬のお造りとなっている。
季節の盛り合わせと旬のお造りは、竹を割って作った器に盛られている。
それに、箸置きが、生きている木の枝を使っていて、料理人のこだわりを感じた。
昨日はお酒を飲んで寝てしまったので、今日はビールだけにしておいた。
前菜が終わった頃、冬瓜もずく汁と山女魚の塩焼き、それに由布院の野菜が出る。
山女魚の塩焼きは大きさもあって、昨日の野の花で出た鮎とはまた違った美味しさだった。
その後に豊後牛のステーキと新じゃが芋の掻揚げが出る。
野の花の肥後牛も美味しかったが豊後牛も負けてはいなかった。
厚みもあって美味しかったが、焼いたものを持ってくるので自分で焼きながら食べる野の花の方が良いかもしれない。
最後はご飯と赤だし、それに香の物だが、ご飯は自家米となっている。
昨日のだご汁はいただけなかったが赤だしは美味しかった。
デザートはアイスクリームで、これもミルクたっぷりで美味しかった。
部屋食のせいか、量そのものは昨日の野の花の方が多かったと思う。
でも、夕食としてはこのくらいの量で十分だ。
食事の途中で若い仲居さんが由布院の町の案内などを持ってきてくれたので、それを見ているうちに布団を敷きに来る。
布団を敷くのは女性の仲居さんが二人一組で回っているようだ。
一緒に来た仲居さんも若いが、僕たちの担当の人はまだ研修期間中くらいに若いので、それに比べればとてもベテランという感じがする。
その女性が由布院のお蕎麦屋さんを教えてくれたが、結構綺麗な女性だった。
今日もチェックインしてからここまで部屋の露天風呂に入っていなかったので、お腹が一段落したあとに入浴。
岩風呂だが、結構広くてお湯も丁度良かった。
この部屋の唯一の欠点は、玄関を開けるとカビの臭いだか消毒の匂いだか分からないが一種独特の匂いがすること。
風通しが悪いのだと思うが、折角の風情をそこだけ壊している。
6月13日(火)晴れ
いよいよ旅の最終日。
天気は最終日が一番良くて暑いくらいだった。
梅雨のさなかのこの時期に旅行したのに、雨に1日も遭わずに済んだのは行いが良かったからだろうか。
部屋に露天風呂があると、朝早く目覚めてものんびりお湯に浸かっていられる。
ただ、この宿の露天は脇に小さな栓があるので、お湯の量を調整しないと熱くなったり温くなったりしてしまう。
夕べから何の調整もしなかったら、今朝がたはぬるくなってしまっていた。
別棟の露天風呂は朝から男女入れ替えになるので、昨日入ったお風呂とは別のお風呂に入ることができる。
両方入ってお腹が空いたあと朝食。
朝食だけはフロント横の食事どころへ行く。
でも、大広間のようで個室ではない。
ここで始めてどんな人が泊っていたのか分かるような感じ。
朝食はそう変わったものではない。
ご飯のお櫃はないので、お代わりをするときは仲居さんに頼んで持ってきてもらう。
宿の出発は9時過ぎ。
宿の前の道を右折して坂を登って行けば昨日通った湯布院インターへ続く道なので、反対に左折するとどこへ出るのか行ってみた。
するとすぐに踏切にぶつかる。
JRの特急が通る線路を渡り、アテもなく適当に左に曲がると知らぬ間に駅の方に出る。
お土産を買う予定だったので丁度良い。
駅前の有料駐車場に止める。
この駐車場は前回来た時に利用したので知っていたのだ。
駅前にはレトロな市内バスも止まっていたし、観光馬車も止まっていたので、どちらも写真だけ撮ってきた。
お土産屋はまだ朝早いのでオープンしていないかと思ったが、さすがに駅前だけあってオープンしていた。
僕たちと同様、朝からお土産を買う人が結構いた。
お土産は漬物を買う。
あとはお菓子を少々。
お土産の仕入れを済ませたあと、昨日入れなかった露天風呂「山のホテル夢想園」へ行く。
由布院の駅の方から行くと急角度で右折になるので、少し先でユーターンして乗り入れる。
こんな狭い道に車を乗り入れて大丈夫なのかと思ったが、下ってみると広い敷地に駐車場もたくさん作ってある。
上の道路からでは想像できないくらい広い敷地だった。
まだ10時ちょっとくらいなので、仲居さんに送られて出てくる宿泊者の人もいた。
日帰り入浴の人は売店でチケットを買う。
この売店のところから一周する感じで、右手周りで行けば、内風呂が二つ。
それから暫く歩くと今度は貸切露天が二つ。
さらに歩けば、今度は男性用の大露天風呂。
そして最後に女性用の大露天風呂という順番で並んでいる。
貸切露天風呂も内風呂も特に別料金は必要なく、入浴中、という札さえ掛かってなければ、どこへでも入ることができる。
僕と文子が行ったときには貸切露天はもう先客が入浴中だったので大露天風呂へ行った。
でも、早朝のせいか誰もいなくて、広いお風呂とその向こうの湯布岳が貸し切りだった。
結局、ここのお風呂は湯布岳を見ながら入る景色が売り物のようだ。
ゆっくりとお湯に浸かって出てくると、天気が良いせいもあって汗がなかなか引かない。
木陰で涼みながら文子を待っていた。
帰りに貸切露天を覗くと、一つの方は空いていたので入ろうと思えば入れた。
でももうのぼせるくらいなので、写真だけ撮ってきた。
(折角のチャンスだからちょっとだけでも入ってくれば良かったかナ?)
由布院を出たら今日は夕方4時くらいに福岡空港に到着すれば良い。
前回の帰りは大分空港からだったが、福岡空港までそんなに時間が掛からない、ということだったし、福岡出発の飛行機が多いので自由なスケジュールが組めるのだ。
湯布院インターで九州自動車道に乗る。
高原の方は昨日まで沢山走ってきたので、今日は耶馬溪へ行くのだ。
カーナビを耶馬溪にセットすると二つ先のインターで降りるようになっている。
前回、別府から大分空港へ行った時もそうだが、湯布院インターから乗る高速道路はガラ空き。
全線2車線で北陸自動車道なみだった。
快適なドライブが終わって玖珠インターで下りる。
ここからは深耶馬溪を通って本耶馬溪に向う県道が通っている。
地図上で見れば、九州自動車道を挟んで久住高原が熊本寄り、耶馬溪が福岡寄りになる。
それにしても大分県がこんなに山が多いとは思わなかった。
高速を下りてからもそれほど通行量のない道を淡々と走り続ける。
長野の木曾と同じように山がだんだん深くなって渓谷が現れたりすると、何の案内もないのに突然、名前の付いた岩とその謂れを書いた看板が現れる。
それによって、漸く耶馬溪が近いことを知る。
岩と山とに遮られ展望のなかった道が突然開けると、そこに何軒かのお店が立ち並び、そこが一目八景と言われる耶馬溪の観光地の一つだった。
駐車場は集落を過ぎたところに無料の大きな駐車場がある。
展望台と書いてあるので、随分登るのかと思ったら、鉄筋の2階建てで、その屋上が展望台になっているだけだった。
ここからは海望嶺、仙人ヶ岩、嘯猿山、夫婦岩、郡猿山、烏帽子岩、雄鹿長尾嶺、鷲の巣山の8つの景色を一目で見ることができるのだそうだ。
展望台の足元に、その方向の岩の名前が書いてあるが夫婦岩以外は言われなければ分からないような岩ばかりだった。
ここは紅葉の名所でシーズンには駐車場も一杯、道路も大渋滞になるのだそうだ。
ここで12時を回っているのでお昼を食べることにする。
展望台の向かい側にある鹿鳴館という旅館兼食堂。
駐車場の脇の売店で文子がお蕎麦の美味しい店を聞いたらここを教えてくれたのだ。
僕たちと前後してほかに2組のお客さんが入る。
店は大衆食堂だが、注文すると漬物を出してくれた。
文子は山菜とろろ蕎麦で僕は山菜蕎麦。
そう極端に美味しい訳ではなかったが、美味しくないわけでもなかった。
帰りにこの店の下で売っている蕎麦饅頭を買う。
耶馬溪では、もう一つ行きたいところがある。
それは青の洞門と呼ばれるところ。
昔、道がなくて困っていた村人たちを救うためにお坊さんが自力でトンネルを掘った、と言われるところだ。
カーナビをセットすると30?もない。
でも、山の中のカーブが多い道で、着くまでに結構時間が掛かった。
途中の風景は相変わらず山と渓谷だけ。
途中、耶馬溪ダムというのがあって、大きな噴水のように水を噴き上げていた。
この噴水が遠くから見ると崖の途中から流れ落ちる滝のように見えた。
青の洞門にはやはり無料の大きな駐車場があって、大型の観光バスも止まっていた。
観光バスの人は、ここから徒歩で洞門まで行っているので僕たちも歩いてみたが乗用車なら洞門のすぐ近くまで行くことができた。
ここからは国道212号を通って九州自動車道の日田インターへ出る。
でも、この国道を走る時間の長かったこと。
しかもここは通行量が結構あって、他の車に付いて走るしかないので良い加減、飽きてしまった。
九州自動車道に乗ってからは空いているので順調に走れる。
僕の車を追い抜いていったハイラックスサーフがいたが、暫く走るとその車が覆面パトカーに止められていた。
さらに走ると鳥栖という辺りで高速道路の周辺に工場が多くなる。
そして鳥栖ジャンクションで福岡方面へ行く道に合流する。
ところが、このジャンクションから福岡方面の混み方といったら、朝の保土ヶ谷バイパスなみ。
僕は毎日、こんな渋滞の中を走って会社まで行っているから運転そのものは慣れているけれど、今まで走っていた大分道とのギャップが大きくて意識の切り替えが大変だ。
結局、この混み方は大宰府インターを降りるまで続いた。
今回、九州の旅の帰路を福岡に決めたとき、僕は大宰府天満宮に行ってみたいと思った。
大宰府天満宮そのものは伊勢神宮とか出雲大社などと変わらないだろうけれど、飛び梅の木を見てみたいと思ったのだ。
この木はさだまさしの歌にあるので興味を持ったのだが、高速道路が混んでいるだけでなく、下の道路に降りても国道3号線が混んでいる。
こんな混み方では大宰府に寄っていたら飛行機に乗り遅れてしまう。
九州で一番大きな都市が福岡で政令指定都市であることも知っているが、道路の混み方や渋滞の具合などは実際に遭遇してみないと分からないものだ。
もし、また九州のこっち方面に来る機会があったら、今回の経験はとても役に立つと思う。
国道から福岡空港方面に曲がっても混雑は続いていたが、空港の真ん前にトヨタレンタカーの営業所を見つける。
国道からでは右折になるが、ちょっと先の信号のところでユーターンして来ることができた。
この営業所は空港の真ん前のため、徒歩で信号を渡ればもう空港だ。
空港には16時に着くことができた。
福岡空港で最後の買い物。
文子は名物のカラスミを買った。
福岡空港17時25分発のANA264便は東京?熊本間と違ってジャンボ。
そのうえ席もほとんど満席。
今回は久しぶりに僕が窓側に座った。
帰りの飛行もずっと雲の上。
途中、富士山だけが雲の上に頭を出していた。
羽田到着は19時だが、久しぶりに明るいうちに帰り着いた感じがする。
羽田の4階に魚河岸寿司があるのでそこで夕食。
湾岸を通って家に着いたのは9時を回っていた。
2度目の九州は天候に恵まれ、行きたいところは全部行かれた。
今回泊まった宿はインターネットのクチコミ情報「旅館グランプリ」の上位にいる宿だが、どちらも良かった。
特に黒川の「野の花」の方がとても良かった。
もし、また九州に行く機会があればもう一度泊まりたい。
そして、温泉に浸かりっぱなしの旅でもあった。
入湯手形で3軒、宿でも部屋付きと大露天、さらに、いこい旅館、そして天恵の湯。
由布院でも部屋付きと大露天に夢想園。
どのお風呂もそれなりに良かったが、もし今度、温泉を巡る旅があったら、もう少し時間を掛けて入れるようにのんびりした旅行にしたい。
写真:6月11日(日)曇り
九州への飛行機は8時25分羽田発熊本行きANA641便。
家から空港中央までほぼ1時間。
日曜日の朝の東名も首都高も順調だった。
全日空カウンターでチェックイン手続きをしたあと、ようやく朝食の時間。
第二ビルの出発ロビーの1階上に早朝から開いているレストランが何軒かある。
今日は和食にする。
僕は鯵の開き定食で文子は鮭の定食。
まだ6時半の開店直後ということもあって店内には3組しかいなかった。
空港内の売店を少し見て回ったあと、早めに搭乗口へ行く。
熊本への飛行機はバスで行く。
でも何となく空いている。
飛行機に乗り込んでみたら案の定、空席が目立った。
ボーイング737-200は両側が2人掛けで真ん中が3人掛け。
その真ん中の列は数えるほどしか乗っていなかった。
飛行機は定刻どおり滑走路に向うが、その途中で離陸滑走路が変更になったとかで、出発が遅れた。
滋賀県の大津上空から瀬戸内海を飛んで熊本空港到着は定刻を15分ほど遅れた10時40分。
降り立った熊本の空は曇り空だった。
空港内のトヨタレンタカー窓口に行くと営業所から迎えの車が来る。
この飛行機で予約しているのは僕たちだけらしい。
営業所は空港の直ぐ近く。
場所さえ知っていれば歩けるくらいだ。
予約しておいた車はist。
この車は小型の割りに車高も高そうだったしスタイルも悪くないので一度乗ってみたかったのだ。
まだ2000キロも走っていない新車で禁煙車だった。
メーター類が運転席と助手席との中間にあるのが気になったが、それ以外は違和感はない。
それにカーナビがプラドと同じタイプのもので操作方法が同じだったので直ぐに出発できた。
熊本では市内観光はせずに、すぐに阿蘇観光に向う。
時間が11時を回っているのでお昼を食べてから、と思いカーナビに農家レストラン田子山というのをセットする。
しかし、行けども行けどもそれらしき所へ出ない。
それどころかレストランへ行くのに阿蘇の山へ登って行く。
ついには大観峰への標識まで出てきてしまう。
地図を見ないでカーナビ任せというのもアテにならない、というのを実感した。
結局時間が勿体ないので、レストランへ行くのは止めて大観峰へ行くことにする。
ここへ来るまでの間に美味しそうなレストランもあったのに、勿体ないことをした。
この標識から大観峰へは約20?になっている。
登山道路のような道を登って行くと両側が一面の緑に覆われた気持ちの良い草原に出る。
右側は麓に向って開け、左側は山の斜面になっているが、どちらも緑一色でとても綺麗だ。
交通量も日曜とは思えないほど空いていて快適に山岳ロードを走ることができる。
大観峰に着いたのは12時半になっていた。
ここには大きな駐車場があったが、この駐車場は一杯。
道端にも沢山車が停めてあったが、その中に1台分空いていたのでそこに停める。
ここには大型バイクの一団がいて壮観だったがオジサンばかりだった。
駐車場から展望台への途中に売店があってソーセージなどの軽食を売っていたので、とりあえず空腹を紛らわす。
売店から展望台までは少し登る。
登り切ったところに大観峰の標識があり、コンクリート造りの展望台もある。
ここからは根子岳や高岳などの阿蘇五岳が見渡せるそうだが、今日は高曇りのような天気で遠くは見えない。
それでも内牧温泉方面の下界の景色が見えていた。
この大観峰は展望台の向こう側が結構急角度の傾斜になっているので、そこで大型の模型飛行機を飛ばしている人が多かった。
そういう人が集まるので駐車場も一杯だったのだろう。
再び車に戻りワインディングロードを下る。
今度はカーナビを草千里にセットしてある。
途中に米塚を見下ろす草原や、牛がたくさん遊んでいる牧場などを通るたびに写真停車。
赤水という駅を通り今度は無事に草千里に到着する。
草千里を見下ろす地点の駐車場は結構一杯だったが、草千里の草原を歩くのに近いところの駐車場は空いていた。
道路を横切って草千里の草原を歩きに行く。
ここには観光用の馬も繋がれている。
草原は見渡す限り広がりとても美しい。
6月のこの時期だと新緑が一層濃くなる時期なので緑一色の中にも濃淡ができている。
烏帽子岳に繋がる奥の方と左手の方は緑の起伏が続いているが、右手の方には何という名前か知らないが小さな池があり、草原の中のアクセントになっている。
写真を撮るには絶好のポイントだった。
草千里を後にして今日の宿泊地である黒川温泉に向う。
道は再び赤水方面を通って久住高原へ向って行く。
こうしてみると本当は、熊本空港からは大観峰よりも草千里の方が近かったのだ。
最初にヘンな方向をカーナビが示すものだから、とんでもない大回りをしたことになる。
内牧温泉を過ぎてやまなみハイウエイに入る。
くねくねと折れ曲がった道だがきちんと舗装がされていて通る車も少ないのでとても走り易い。
車が空いてさえいれば僕に合った道だ。
城山展望所という標識があるところまで登ると阿蘇町の景色が下界に見える。
でも天気は相変わらず高曇りで遠くはボーッと霞んでいる。
やまなみハイウエイの途中にも緑に覆われた美しい草原や、通行止めの柵がある小さな脇道などが各所にある。
そういう場所のいくつかを写真に撮ったりしながら三愛というところに登り着く。
ここは日田往還との十字路になっており十字路脇にはレストハウスやキャンプ場があって大きく開けている。
ここを左に日田往還に入って行くと黒川温泉は近い。
今日の宿「お宿 野の花」は黒川温泉の中心部からちょっと離れた場所、というのはインターネットで調べてあったが、まだ黒川にも入らないうちに右手に入る道路脇の標識に「お宿野の花」と書いてあるのを文子が見付ける。
ユーターンしてその道に入ってみるといろんな宿の案内板があって、その中に野の花があった。
そこから入る道は林道か農道のように狭い。
それでもところどころにすれ違えるような幅の広いところがある。
暫くすると分岐があって右手に帆山亭と書いてある。
左手に進むと道の左下の方にまた別の宿が見えてくる。
その宿からちょっと下ったところに「お宿 野の花」の看板があった。
道路から更に下ったところに駐車場がある。
駐車場は結構広い。
でも砂利敷きなのでバックを引っ張る訳にはいかない。
この駐車場から玄関に向ってアプローチが伸びているが、そのアプローチも雰囲気がある。
アプローチを下って左手が玄関。
ここでチェックイン手続きをして部屋に向うが、広さはないものの遠刈田温泉の「だいこんの花」にそっくりだ。
ロビーから渡り廊下を通って部屋に入るところも、部屋が離れで露天風呂付きなのも皆そっくりだった。
今日の僕たちの部屋は石竹。
玄関を入るとすぐにたたきがあり、それを右に曲がるとトイレがある。
左にはひろびろとしたフローリングの部屋。
フローリングの真ん中には掘り炬燵があり、梅雨寒が終了するまで掘り炬燵を設置しておく、旨の記載がある。
フローリングの部屋のほかに、奥の襖を開けると10畳くらいの和室がある。
和室の奥には明るい洗面所。
さらにその奥に個室にしては大きな露天風呂。
それだけでも十分なのに、この部屋には2階があって、そこにはベッドが2台置かれている。
旅先ではもったいないくらいの広い部屋と豪華な設備。
このままここに住んでしまいたいくらいだ。
この宿のお風呂も気になるが、折角黒川温泉まで来たのだから他の旅館のお風呂にも入ってみたい。
浴衣に着替えて、野の花のタオルを持って行くことにする。
フロントで聞くとどの旅館でも立ち寄り湯が大丈夫だという。
でも3軒入るのなら黒川温泉名物の入湯手形の方が得になる。
結局、記念にもなるので手形を買うことにした。
この旅館は黒川温泉の中心部から離れているのでどこへ行くにも遠いのだが、フロントの小柄な女性が宿の車で送迎してくれる、と言う。
夕食の支度で忙しいと思われる時間なのに、すぐに男の人が出てきて送ってくれた。
それに、部屋からフロントまでは下駄だったのに、外へ行くことになったら、すぐに雪駄を出してくれる。
こういうところもとても気が利いている。
入湯手形で最初に行ったのは、この宿よりももっと中心部から離れた帆山亭。
ここは黒川温泉の一番外れなので立ち寄り入浴の人も少ないらしく、野の花の浴衣を着ているのに、どこにお泊りですかと聞かれてしまった。
フロントに手形を見せると、手形に貼ってあるシールを1枚剥がして宿のスタンプを押してくれる。
立ち寄り入浴できるお風呂は渓流沿いの大きな露天風呂。
午後4時くらいの明るい時間に大きな露天風呂を独り占めして入るのは、とても気持ちが良かった。
でも、そうのんびりとはしていられない。
野の花の夕食を
6時半からにしてあるので、それまでに戻らなければならない。
3軒に入ると1軒あたり、せいぜい15分くらいが限度だ。
露天風呂の写真を撮って上がってくると、丁度文子も出てきたばかりだった。
帆山亭から狭い車道を少し下ると、もう1軒別の旅館があるのを見付けておいたので、そこまで歩くことにする。
帆山亭から道は下り坂になっているので歩くのも楽だ。
湯上りの身体に風が気持ち良かった。
この道の左下に黒い屋根が見えてくると、そこが里の湯「和らく」という宿。
この宿の入り口は茅葺屋根の大きな門構えがあって、そこにトウモロコシが沢山干してある。
この門の前で文子の写真を撮っていたら、宿の人が通りかかって、二人一緒の写真を撮ってくれた。
この旅館の母屋は新潟から移築したという田舎屋ふうの凝った旅館だった。
この旅館も中心部から遠いので人が少ない。
でも、男湯は洞窟風呂で開放感もなく落着かないので、早々に上がってしまった。
それでも誰もいなかったので、記念に写真は撮っておいた。
この宿のフロントに頼んで野の花に電話すると、また野の花の車が迎えに来てくれる。
時間はもう5時半を回っているが、手形で入れる最後の旅館に「山みず木」を選んだ。
ここは、野の花から黒川温泉中心部に向って一番近い宿だ。
でも、このお風呂は立ち寄り湯の中でも人気がある宿なので対応に慣れている。
野の花の車で行ったので、ここの従業員さんがすぐに案内してくれた。
この宿の入り口には山みず木ののれんが掛かり、ここも雰囲気のある入り口だった。
お風呂はフロントを通らず、宿の入り口を横切って右手の方に回ると売店があって、そこで手続きをする。
お風呂から出る頃はこの売店が6時で閉まるので、旅館の中を通って帰って下さい、と言われた。
ここのお風呂は渓流に沿った大きな露天風呂。
渓流の反対側には湯船の中に四阿屋も建っている。
この露天風呂は幽谷の湯と言い、混浴の露天風呂となっているが女性専用の木漏れ日の湯もある。
このお風呂には3人の先客がいた。
でも広いので3人くらいでは気にならない。
先客が早々と上がったあと、このお風呂も写真に撮って出てきた。
1時間半くらいの短時間で3軒のお風呂に入ったため、結構のぼせた。
この宿のフロントに野の花に泊まっていることを言うと、すぐに迎えに来てくれた。
帰りの時間になれば、もう6時を回っていて野の花でも早い組は食事に入っているだろうに、そういう忙しい時間に送り迎えをして貰って実にありがたかった。
野の花に戻っても、のんびりしている時間がない。
6時半から食事なので身支度だけ整えて食事どころへ行く。
食事所はフロントから左手へ上がったところ。
ここの食事所は部屋ごとに個室になっていて完全なプライバシーが保たれる。
この日の食事はフルーツミックスの食前酒、抹茶豆腐やクコの実ワイン煮などの先付け、それにほうれん草と榎のお浸し、干し筍の炒め煮、鮎うるいが並び、からし蓮根や川海老唐揚げ、子牛のオレンジ煮、百合根などの前菜までがテーブルに並んでいる。
お風呂上りで喉が渇いていたので最初は生ビールを頼み、それがとても美味しかった。
ビールを飲み、前菜が少なくなった頃、次の料理が運ばれてくる。
次の料理はお刺身だが、魚ではなく熊本霜降り馬刺しだった。
馬刺しを食べたのは久しぶりだったが、臭みもなく美味しかった。
喉が渇いていたのでビールを早々と飲んでしまい、日本酒の利き酒セット、というのがあったのでそれを頼んだが、香露、遥空、霊山、蓬菜、志ら露、という辛口から甘口まで5種類の地酒がグラスのお猪口に入っていた。
ところが、このお猪口が少し大きめだったので、5種類を飲み終わる頃には結構酔っ払ってしまった。
料理の方は馬刺しの次に焼き物として鮎の塩焼きが運ばれて来る。
夕食はいつも直ぐに食べてしまって写真にも残っていない旅行が多いが、今日はできるだけ食べる前に写真を撮るようにした。
それでも時々先に手を付けてしまい、それから写真を撮ったのも何枚かはある。
鮎の塩焼きは、結構大き目の鮎で、片面づつ身を取って食べることができた。
鮎の後は大阿蘇地鶏の洋風龍田揚げ、となっている。
鶏肉もこんなふうに出されると鶏肉と分からないで食べれてしまう。
鶏肉の後に肥後グリーンメロンでお口直し、となっていたが前菜のときから溶岩焼きの器だけがテーブルに乗っている。
火を付けて貰って自分で焼きながら食べた肥後和牛の美味しかったこと。
肉の厚みが結構あるのに、溶けるような美味しさだった。
肉まで終わってからグリーンメロン。
これも切り口が入れてあって甘くて美味しかった。
ここまで来れば、もう食事だけ。
小国野菜の炊き合わせ(里芋、小茄子、人参、キヌサヤ)と酢の物としてアスパラのサーモン巻き、そして肥後だご汁に梅ごはんと高菜漬けの香の物。
梅ごはんは美味しかったが、肥後名物のだご汁は美味しいとは思わなかった。
デザートとして出た小国ジャージーバニラアイスはさすがに美味しかった。
全部綺麗に食べて部屋へ戻る。
でも日本酒の利き酒セットが利いて、僕は部屋に戻るなり、寝てしまった。
それでも野の花のお風呂にはまだ入っていなかったので、部屋付きの露天風呂に入る。
大露天風呂も明日の朝になると男女が入れ替わるので、少しだけ入りに行く。
いつもなら多少の酔いは、お風呂に入れば直るのに、この日はなかなか冷めなかった。
6月12日(月)晴れ
この宿はチェックアウトものんびりできるように遅めに設定されている。
それに合わせて朝食も遅め。
でも朝、明るくなると目が覚めてしまうので部屋付きの露天風呂に入る。
大露天風呂の方は7時から入れるようになるので、そっちにも行ってみる。
大きい露天にも誰もいなくて気持ち良かった。
朝食も昨日と同じ食事どころで8時半から。
朝食には海苔も玉子もなかったが牛乳と納豆があった。
荷物を片付けて出発。
だいこんの花と同じで、何だか1泊だけでは勿体ない宿だ。
でも、この宿の唯一の欠点は帰りの清算にカードが使えない、ということ。
1泊二人で5万円もする金額を現金で持って来なくてはならない。
チェックアウトすると、宿の玄関の前で写真を撮ってくれる。
後で記念写真にして送ってくれるそうだ。
「お宿 野の花」はいこい旅館が経営しているので、いこい旅館のお風呂にも入って行って下さいと言われる。
黒川温泉の中心地にも行っていないので車で向う。
昨日の山みず木へ行った道を更に下ると三叉路に出て、それを右手に曲がると黒川温泉の中心地である。
野の花を出るときに場所は聞いてきたのだが、いくら走ってもそれらしき場所へ出ない。
今回も文子が、この道から更に狭い道に入るところに、いこい旅館の看板を発見する。
ところがこの道はとても狭く、車で入って行って大丈夫なのかどうかも分からない。
それに左折では曲り切れないほどの急カーブだ。
先の方で車をユーターンさせて戻ってくると、丁度軽自動車が入って行くので、それについて行く。
レンタカーがistだから良かったが、ティアナやプラドでは通れないような狭い道だ。
おまけに下りきったところには川が流れているが、その周辺に黒川荘とか新明館とかの有名旅館があるので歩いている人も多い。
川沿いに道は右と左に分かれ、いこい旅館は左になっているが更に道幅が狭まる。
民家の軒先を通るようにして少し走ると、ようやくちょっと広くなったところにいこい旅館を見つける。
いこい旅館の半纏を着た人に駐車場を聞くと、ちょっと登った先にあるというのでそこに入れる。
この狭い道はいこい旅館のところからは少し広くなって上の国道へ繋がっている。
また、いこい旅館のところが一番低く、そこから国道へは結構急な登りだ。
いこい旅館には野の花のタオルだけ持って行く。
さっきの半纏を着た人に野の花に泊まっていたことを言うと、ただでお風呂に案内してくれた。
男性用は1階で滝の湯、女性用は2階で美人湯となっている。
男性用は結構広い露天風呂で、「日本の名湯・秘湯百選」に選ばれた露天風呂だ。
打たせ湯が上から落ちていて滝のようだし、温泉の湯船を結んで渓流のようになった先にも、小ぶりの露天がある。
見晴らしは期待できないが、近くを見ていても飽きないような工夫がされていた。
こんな朝から入湯手形で回る人もいなくて貸切状態のお風呂だった。
文子を待つあいだ、館内を少し見て回ったら貸切の露天風呂も2つあり、結構お風呂は充実しているように感じた。
でも建物は古く、ニセコの鯉川旅館みたいだった。
黒川温泉を出たあとは、昨日通った道を日田往還との十字路になっている三愛というところまで戻る。
ここからは阿蘇とは違う高原だが、僕が以前から秘かに期待していた久住高原というところに入る。
ここを抜ける道を「やまなみハイウエイ」と言うのだが、その名前もなかなか良い。
今日の天気も幸い晴れ。
遠くの景色も昨日よりは見える。
高原を通り抜けるハイウエイは国道ではないが整備されていて通行量も少ない。
好き勝手に飛ばすこともできるし、どこへ止めても大丈夫。
でも林道のように脇道に入って行くところは通行止めになっていた。
しばらく行くと右手にキャンプ場が現れる。
この時期の平日では誰もいなくて管理事務所もオープンしていなかった。
そのすぐ先に緑の草原の中に入れるところがあったので、車を停めて少し歩く。
草原の中にいると富士山か御殿場あたりにいるような感じだ。
僕は山の雰囲気などから仙石原の途中と同じような印象を持った。
文子を写真に撮って出発。
少し先に牧の戸峠というのがあり、そこは展望の名所になっているらしい。
ところが峠に近付くにつれ路上駐車の車が多くなり、峠の駐車場は止めるところもない。
少しのスペースを見つけて写真だけ撮るために停車。
僕が止めたところの近くの車で登山の準備をしているオバサンがいたので少し話を聞くと、ここは九重連山の登山口になっているそうだ。
そういう人の車で朝からいつも一杯になるそうだ。
登山道の反対側には九州自然歩道の標識も立っていた。
ここからは道は下り坂になるが、カーブがずっと続く。
緑ではあっても森と山ばかりで止めるところもないので短時間で走り抜けることができる。
道沿いには牧の戸温泉とか星生温泉とか寒の地獄温泉などという温泉が続く。
寒の地獄温泉というのは非常に冷たい冷泉のことだそうだ。
やがて狭かった視界が大きく広がるところに出ると、そこが長者ガ原。
ここにはレストハウスもあり売店もある。
駐車場の奥には湿原も広がる。
木道があったので湿原を歩いてみたが乾燥化が進んでしまっている。
その湿原の向こう側にはキャンプ場も設置されていた。
ここから少し走ったところにラベンダー園があるのでそこまで行く。
道は真っ直ぐで通行量も少ないので、文子に運転を代わる。
車が代わっても大きさはスターレットと大して違わないので直ぐに慣れたようだ。
ラベンダー園は道路の左側に看板があるのですぐに分かる。
折角行ったのに、残念ながらラベンダーはまだ咲いていなかった。
でも入り口の近くにルピナスが色とりどりに咲いていたので、それを写真に撮って出発。
このラベンダー園から近いところにエル・ランチョ・グランデという名の牧場があり、そこで乗馬ができることになっている。
その場所は見付かったが、時間が丁度12時。
先にお昼を食べることにして、そこから少し走ったところにある町田バーネット牧場に向う。
ここではステーキやバーベキューが食べられるそうだ。
途中で道路の舗装工事をやっていて待たされたり、牛が直ぐ近くにいる牧場があったりして意外と時間が掛かってしまったが12時半にはレストランにいた。
時間は12時半を回っているのに広いレストランには3人しかいなかった。
僕たちが頼んだのは焼肉(カルビ)定食。
テーブルに網焼きがあって普通の焼肉屋のようだが、さすがに肉は美味しかった。
僕たちの食事が終わる頃になって少し混んでくる。
駐車場の向こうにはポピーなんかが満開だったので少し歩いてみた。
予定どおりに行くのなら、さっきのエル・ランチョ・グランデへ戻って乗馬になるのだが、文子は引き馬くらいになっちゃうので予定を変更して九重星生ホテルへ向かう。
ここには展望の良い大きな露天風呂「山恵の湯」があるのだ。
町田バーネット牧場からは来た道を戻るのではなく、長者ガ原のキャンプ場に続いている道があり、それを通ると意外なほど早く長者ガ原まで戻ることができる。
ここから星生温泉はほんのちょっとだ。
山恵の湯は、ホテル本館とは別の建物になっていて蓼科のグリーンホテルのようだ。
お風呂は広い露天が真ん中にあり、その周囲に打たせ湯やジェットバスなどの露天が4つくらい並ぶ。
さすがに、ここの露天には結構人が入っていた。
お風呂を出てから再びやまなみハイウエイを走る。
この道は、長者ガ原の先で森の中を大きく右にカーブしたあと、結構長い距離の直線道路になる。
これは、さっき通った時から気が付いていたのだが、さっきは写真を撮らなかったので今度は車を停めて、いつものように文子に道路の真ん中に立ってもらって写真を撮った。
車を停めたところは、くじゅう自然動物園ややまなみ牧場があるところだったので、ソフトクリームを買ってみた。
昨日の旅館「お宿 野の花」の夕食に出たアイスもジャージー牛となっていたが、ここのソフトも濃くて美味しかった。
ここから由布院までは、もうそんなに時間は掛からない。
やまなみハイウエイは山下湖という湖の脇を通り、水分峠というところで国道210号線に合流する。
この国道の上を大分自動車道が走っている。
標識とカーナビに導かれるまま由布院の街に入って行くと、前回来た時に通ったことのある由布院駅前へ通じる道に出る。
今日の泊まりは「山荘わらび野」という旅館だが、文子が山のホテル夢想園というところの露天が良いらしい、と言うので行ってみることにする。
でも文子が3時からだ、というので3時を10分くらい過ぎた時間に行ってみると、日帰り入浴は3時までで終わり。
文子は宿泊者のチェックイン時間を入浴時間だと思っていたらしい。
仕方が無いのでそのまま「山荘わらびの」へ行く。
ここも由布院の中心部からは少し離れたところで、敷地が5千坪もあるという。
その広い敷地の中に10室しかない贅沢な宿だ。
このホテルのすぐ近くには、これも有名な「二本の葦束」があった。
どちらの旅館も敷地が広く、その間には竹林などがあるため隣接感はまったくない。
「山荘わらびの」は案内看板も小さな板が置いてあるだけなので注意していないと見過ごしてしまいそうだ。
敷地の中に広い駐車場があり、そこから別棟の露天風呂やギャラリーなどに通じている。
母屋はその別棟から少し登ったところにあるが、駐車場から僕たちの重たいバックを若い女性が持ったまま案内してくれるので気が引けてしまう。
フロントでチェックイン手続きをしたあと、母屋を出て離れの部屋に向う。
僕たちの部屋はやまみずき。
どの部屋もみんな木の名前が付けられている。
引き戸を開けると右手に廊下があり、その更に右手がトイレ。
反対側の左側の襖を開けると、そこが10畳の和室。
広縁の向こうには竹林が広がる。
部屋付きの露天風呂は石造りの丸いお風呂だった。
早速、浴衣に着替えて別棟の露天風呂に行く。
この露天風呂には先客が二人いたが僕と入れ替わるように出て行った。
竹筒から打たせ湯が落ちているほかは緑に囲まれた静かなお風呂だった。
お風呂を上がったあと、文子を写真に撮ったりギャラリーを覗きに行ったりする。
ギャラリーにはこの従業員の人が着ている浴衣のようなエプロンのような変わった上着とかガラス工芸品などが置かれていた。
高額なものが多かったが花器で手頃な値段のものがあったので、それを購入。
部屋への帰り道には木道があり、夕刻にはその足元を照らすランプに火が入る。
フロントの近くには宿泊者が誰でも使えるロビーがあるのでそこにも寄る。
暖炉がありロッキングチェアが置かれていた。
こういうところは「だいこんの花」の小鳥サロンみたいだ。
夕食は6時半からだが、この宿は部屋食。
若い女性が1品1品運んで来る。
最初は食前酒に養老豆腐、それに季節の盛り合わせと旬のお造りとなっている。
季節の盛り合わせと旬のお造りは、竹を割って作った器に盛られている。
それに、箸置きが、生きている木の枝を使っていて、料理人のこだわりを感じた。
昨日はお酒を飲んで寝てしまったので、今日はビールだけにしておいた。
前菜が終わった頃、冬瓜もずく汁と山女魚の塩焼き、それに由布院の野菜が出る。
山女魚の塩焼きは大きさもあって、昨日の野の花で出た鮎とはまた違った美味しさだった。
その後に豊後牛のステーキと新じゃが芋の掻揚げが出る。
野の花の肥後牛も美味しかったが豊後牛も負けてはいなかった。
厚みもあって美味しかったが、焼いたものを持ってくるので自分で焼きながら食べる野の花の方が良いかもしれない。
最後はご飯と赤だし、それに香の物だが、ご飯は自家米となっている。
昨日のだご汁はいただけなかったが赤だしは美味しかった。
デザートはアイスクリームで、これもミルクたっぷりで美味しかった。
部屋食のせいか、量そのものは昨日の野の花の方が多かったと思う。
でも、夕食としてはこのくらいの量で十分だ。
食事の途中で若い仲居さんが由布院の町の案内などを持ってきてくれたので、それを見ているうちに布団を敷きに来る。
布団を敷くのは女性の仲居さんが二人一組で回っているようだ。
一緒に来た仲居さんも若いが、僕たちの担当の人はまだ研修期間中くらいに若いので、それに比べればとてもベテランという感じがする。
その女性が由布院のお蕎麦屋さんを教えてくれたが、結構綺麗な女性だった。
今日もチェックインしてからここまで部屋の露天風呂に入っていなかったので、お腹が一段落したあとに入浴。
岩風呂だが、結構広くてお湯も丁度良かった。
この部屋の唯一の欠点は、玄関を開けるとカビの臭いだか消毒の匂いだか分からないが一種独特の匂いがすること。
風通しが悪いのだと思うが、折角の風情をそこだけ壊している。
6月13日(火)晴れ
いよいよ旅の最終日。
天気は最終日が一番良くて暑いくらいだった。
梅雨のさなかのこの時期に旅行したのに、雨に1日も遭わずに済んだのは行いが良かったからだろうか。
部屋に露天風呂があると、朝早く目覚めてものんびりお湯に浸かっていられる。
ただ、この宿の露天は脇に小さな栓があるので、お湯の量を調整しないと熱くなったり温くなったりしてしまう。
夕べから何の調整もしなかったら、今朝がたはぬるくなってしまっていた。
別棟の露天風呂は朝から男女入れ替えになるので、昨日入ったお風呂とは別のお風呂に入ることができる。
両方入ってお腹が空いたあと朝食。
朝食だけはフロント横の食事どころへ行く。
でも、大広間のようで個室ではない。
ここで始めてどんな人が泊っていたのか分かるような感じ。
朝食はそう変わったものではない。
ご飯のお櫃はないので、お代わりをするときは仲居さんに頼んで持ってきてもらう。
宿の出発は9時過ぎ。
宿の前の道を右折して坂を登って行けば昨日通った湯布院インターへ続く道なので、反対に左折するとどこへ出るのか行ってみた。
するとすぐに踏切にぶつかる。
JRの特急が通る線路を渡り、アテもなく適当に左に曲がると知らぬ間に駅の方に出る。
お土産を買う予定だったので丁度良い。
駅前の有料駐車場に止める。
この駐車場は前回来た時に利用したので知っていたのだ。
駅前にはレトロな市内バスも止まっていたし、観光馬車も止まっていたので、どちらも写真だけ撮ってきた。
お土産屋はまだ朝早いのでオープンしていないかと思ったが、さすがに駅前だけあってオープンしていた。
僕たちと同様、朝からお土産を買う人が結構いた。
お土産は漬物を買う。
あとはお菓子を少々。
お土産の仕入れを済ませたあと、昨日入れなかった露天風呂「山のホテル夢想園」へ行く。
由布院の駅の方から行くと急角度で右折になるので、少し先でユーターンして乗り入れる。
こんな狭い道に車を乗り入れて大丈夫なのかと思ったが、下ってみると広い敷地に駐車場もたくさん作ってある。
上の道路からでは想像できないくらい広い敷地だった。
まだ10時ちょっとくらいなので、仲居さんに送られて出てくる宿泊者の人もいた。
日帰り入浴の人は売店でチケットを買う。
この売店のところから一周する感じで、右手周りで行けば、内風呂が二つ。
それから暫く歩くと今度は貸切露天が二つ。
さらに歩けば、今度は男性用の大露天風呂。
そして最後に女性用の大露天風呂という順番で並んでいる。
貸切露天風呂も内風呂も特に別料金は必要なく、入浴中、という札さえ掛かってなければ、どこへでも入ることができる。
僕と文子が行ったときには貸切露天はもう先客が入浴中だったので大露天風呂へ行った。
でも、早朝のせいか誰もいなくて、広いお風呂とその向こうの湯布岳が貸し切りだった。
結局、ここのお風呂は湯布岳を見ながら入る景色が売り物のようだ。
ゆっくりとお湯に浸かって出てくると、天気が良いせいもあって汗がなかなか引かない。
木陰で涼みながら文子を待っていた。
帰りに貸切露天を覗くと、一つの方は空いていたので入ろうと思えば入れた。
でももうのぼせるくらいなので、写真だけ撮ってきた。
(折角のチャンスだからちょっとだけでも入ってくれば良かったかナ?)
由布院を出たら今日は夕方4時くらいに福岡空港に到着すれば良い。
前回の帰りは大分空港からだったが、福岡空港までそんなに時間が掛からない、ということだったし、福岡出発の飛行機が多いので自由なスケジュールが組めるのだ。
湯布院インターで九州自動車道に乗る。
高原の方は昨日まで沢山走ってきたので、今日は耶馬溪へ行くのだ。
カーナビを耶馬溪にセットすると二つ先のインターで降りるようになっている。
前回、別府から大分空港へ行った時もそうだが、湯布院インターから乗る高速道路はガラ空き。
全線2車線で北陸自動車道なみだった。
快適なドライブが終わって玖珠インターで下りる。
ここからは深耶馬溪を通って本耶馬溪に向う県道が通っている。
地図上で見れば、九州自動車道を挟んで久住高原が熊本寄り、耶馬溪が福岡寄りになる。
それにしても大分県がこんなに山が多いとは思わなかった。
高速を下りてからもそれほど通行量のない道を淡々と走り続ける。
長野の木曾と同じように山がだんだん深くなって渓谷が現れたりすると、何の案内もないのに突然、名前の付いた岩とその謂れを書いた看板が現れる。
それによって、漸く耶馬溪が近いことを知る。
岩と山とに遮られ展望のなかった道が突然開けると、そこに何軒かのお店が立ち並び、そこが一目八景と言われる耶馬溪の観光地の一つだった。
駐車場は集落を過ぎたところに無料の大きな駐車場がある。
展望台と書いてあるので、随分登るのかと思ったら、鉄筋の2階建てで、その屋上が展望台になっているだけだった。
ここからは海望嶺、仙人ヶ岩、嘯猿山、夫婦岩、郡猿山、烏帽子岩、雄鹿長尾嶺、鷲の巣山の8つの景色を一目で見ることができるのだそうだ。
展望台の足元に、その方向の岩の名前が書いてあるが夫婦岩以外は言われなければ分からないような岩ばかりだった。
ここは紅葉の名所でシーズンには駐車場も一杯、道路も大渋滞になるのだそうだ。
ここで12時を回っているのでお昼を食べることにする。
展望台の向かい側にある鹿鳴館という旅館兼食堂。
駐車場の脇の売店で文子がお蕎麦の美味しい店を聞いたらここを教えてくれたのだ。
僕たちと前後してほかに2組のお客さんが入る。
店は大衆食堂だが、注文すると漬物を出してくれた。
文子は山菜とろろ蕎麦で僕は山菜蕎麦。
そう極端に美味しい訳ではなかったが、美味しくないわけでもなかった。
帰りにこの店の下で売っている蕎麦饅頭を買う。
耶馬溪では、もう一つ行きたいところがある。
それは青の洞門と呼ばれるところ。
昔、道がなくて困っていた村人たちを救うためにお坊さんが自力でトンネルを掘った、と言われるところだ。
カーナビをセットすると30?もない。
でも、山の中のカーブが多い道で、着くまでに結構時間が掛かった。
途中の風景は相変わらず山と渓谷だけ。
途中、耶馬溪ダムというのがあって、大きな噴水のように水を噴き上げていた。
この噴水が遠くから見ると崖の途中から流れ落ちる滝のように見えた。
青の洞門にはやはり無料の大きな駐車場があって、大型の観光バスも止まっていた。
観光バスの人は、ここから徒歩で洞門まで行っているので僕たちも歩いてみたが乗用車なら洞門のすぐ近くまで行くことができた。
ここからは国道212号を通って九州自動車道の日田インターへ出る。
でも、この国道を走る時間の長かったこと。
しかもここは通行量が結構あって、他の車に付いて走るしかないので良い加減、飽きてしまった。
九州自動車道に乗ってからは空いているので順調に走れる。
僕の車を追い抜いていったハイラックスサーフがいたが、暫く走るとその車が覆面パトカーに止められていた。
さらに走ると鳥栖という辺りで高速道路の周辺に工場が多くなる。
そして鳥栖ジャンクションで福岡方面へ行く道に合流する。
ところが、このジャンクションから福岡方面の混み方といったら、朝の保土ヶ谷バイパスなみ。
僕は毎日、こんな渋滞の中を走って会社まで行っているから運転そのものは慣れているけれど、今まで走っていた大分道とのギャップが大きくて意識の切り替えが大変だ。
結局、この混み方は大宰府インターを降りるまで続いた。
今回、九州の旅の帰路を福岡に決めたとき、僕は大宰府天満宮に行ってみたいと思った。
大宰府天満宮そのものは伊勢神宮とか出雲大社などと変わらないだろうけれど、飛び梅の木を見てみたいと思ったのだ。
この木はさだまさしの歌にあるので興味を持ったのだが、高速道路が混んでいるだけでなく、下の道路に降りても国道3号線が混んでいる。
こんな混み方では大宰府に寄っていたら飛行機に乗り遅れてしまう。
九州で一番大きな都市が福岡で政令指定都市であることも知っているが、道路の混み方や渋滞の具合などは実際に遭遇してみないと分からないものだ。
もし、また九州のこっち方面に来る機会があったら、今回の経験はとても役に立つと思う。
国道から福岡空港方面に曲がっても混雑は続いていたが、空港の真ん前にトヨタレンタカーの営業所を見つける。
国道からでは右折になるが、ちょっと先の信号のところでユーターンして来ることができた。
この営業所は空港の真ん前のため、徒歩で信号を渡ればもう空港だ。
空港には16時に着くことができた。
福岡空港で最後の買い物。
文子は名物のカラスミを買った。
福岡空港17時25分発のANA264便は東京?熊本間と違ってジャンボ。
そのうえ席もほとんど満席。
今回は久しぶりに僕が窓側に座った。
帰りの飛行もずっと雲の上。
途中、富士山だけが雲の上に頭を出していた。
羽田到着は19時だが、久しぶりに明るいうちに帰り着いた感じがする。
羽田の4階に魚河岸寿司があるのでそこで夕食。
湾岸を通って家に着いたのは9時を回っていた。
2度目の九州は天候に恵まれ、行きたいところは全部行かれた。
今回泊まった宿はインターネットのクチコミ情報「旅館グランプリ」の上位にいる宿だが、どちらも良かった。
特に黒川の「野の花」の方がとても良かった。
もし、また九州に行く機会があればもう一度泊まりたい。
そして、温泉に浸かりっぱなしの旅でもあった。
入湯手形で3軒、宿でも部屋付きと大露天、さらに、いこい旅館、そして天恵の湯。
由布院でも部屋付きと大露天に夢想園。
どのお風呂もそれなりに良かったが、もし今度、温泉を巡る旅があったら、もう少し時間を掛けて入れるようにのんびりした旅行にしたい。
阿蘇を見渡す大観峰

阿蘇といえば草千里。
広大な草原に人はまばらだった。

黒川温泉で入湯手形。
1軒目は帆山亭。

同じく入湯手形で山みず木。
ここのお風呂はとても良かった。

お宿野の花は離れの宿。
宿も洒落ているし、食事も良いし、サービスも満点だった。
東北は遠刈田温泉のだいこんの花と甲乙付け難いほど良い宿だ。

黒川温泉いこい旅館。
日本の名湯秘湯百選に選ばれたお湯。

久住高原の牧場

どこまでも続くやまなみハイウエイの直線路

久住連山への登山口。
牧の戸峠。

やまなみハイウエイの途中、星生ホテルの山景の湯。

由布院の宿は「山荘わらび野」。
ここも離れの造りだが黒川の「野の花」に比べれば今一歩足りない。
でも個人客を大事にしてサービスも良い。

由布院「山のホテル夢想園」の露天風呂。
広い露天で由布岳が見渡せた。

耶馬溪

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